台地への灌水(かんすい)は、水源として長谷川に西原ダム(フィルダム型式)を築造した。
また、隣接の馬桑川に小坂頭首工を設置し 約1㎞のトンネルにより、西原ダムに導入し貯留している。
ダムからの受益地への送水は、パイプラインによる自然圧方式であるが、一部高い暖地および圧力の不足する団地については、ポンプによる揚水または加圧を行い、末端の灌漑(かんがい)の受益地については給水栓からスプリンクラー等による散水方式になっている。
西原ダム
名 称 | 西原ダム |
形 式 | フィルダム |
総貯水量 | 2,003,000㎥ |
堤体積 | 341,000㎥ |
堤 高 | 46.1m |
堤 長 | 192.3m |
小坂頭首工
名 称 | 小坂頭首工 |
形 式 | 可動堰 |
堰 高 | 2.0m 堰長 14.0m |
水路
水路名 | かんがい面積 | 最大流量 | 延 長 | 備 考 |
---|---|---|---|---|
主幹線水路 | 526㏊ | 0.53㎥/S | 5,435m | 600㎜~700㎜ |
西部幹線・水路 | 245㏊ | 0.24㎥/S | 11,255m | 100㎜~500㎜ |
東部水路 | 250㏊ | 0.20㎥/S | 17,012m | 100㎜~450㎜ |
勝田水路 | 89㏊ | 0.07㎥/S | 10,761m | 100㎜~300㎜ |